メモの魔力で行動すれば、
人生は好転する。
今ある人生を豊かにしたいならメモをとれ!!と言われたとような「メモの魔力」
いつもだったら「読んで終わり」だった自分がすぐさまメモを取るようになった。不思議と行動を後押ししてくれる本。
メモを取ることによって、今までスルーしていた気づきをキャッチすることができる。
そして、その方法を知ることができる本。
- メモの魔力の概要が知りたい
- メモの魔力の効果が知りたい
- メモの魔力の具体的な方法が知りたい
- メモの魔力を実践するコツを知りたい
本記事では、メモの魔力の内容と具体的な方法・効果を解説します。5分程度で読める記事となっていますので、参考にしていただけたら嬉しいです・・・
この記事を書いた人
アニメと読書が好きな30代副業ブロガー
ナミカワ アツヒロ
Atsuhiro Namikawa
1980年代生まれ
メモで人生変わるはずないでしょ、と思っていた30代会社員。
しかし「メモの魔力」を軽い気持ちで実践してみたら・・・
・・・これはヤバい・・・
この記事では僕が実践した「メモの魔力」の具体的な方法を解説します。
メモの魔力とは?秘密は「抽象化」と「転用」
「メモの魔力」の著者はSHOWROOM代表の前田裕二氏。
【前田裕二、YouTube始めます!】
— Yuji Maeda📜 (@UGMD) January 31, 2021
ついに!ずっとやりたかった事!
それは、「歌詞」のYouTubeチャンネルです。曲自体は何度も聞いてても、「歌詞」をちゃんと見た事無いかもという人に、5分程度で楽曲の魅力をより深く味わうポイントをお伝えします!今からプレミア公開!https://t.co/aVHeRcMW9h
各メディアでも紹介され、メモの魔力は2019年現在30万部を突破しているベストセラー本となっています。
なぜこれほどまでに売れているのか?
その秘密は前田氏が惜しみなく公開している「事実→抽象化→転用」というメモのテクニック。本を読み終える頃には、きっとメモがしたくてたまらなくなります。
「メモの魔力」著者:前田裕二(まえだ ゆうじ)
1987年東京生まれ。2010年早稲田大学政治経済学部卒業後、外資系投資銀行のUBS証券に入社。翌年11年にニューヨークにあるUBS Securities LLCに移り、北米機関投資家に対し株式セールス/アドバイザリー業務に従事。13年5月にDeNAに入社。半年後の11月に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。15年に当該事業を会社分割しSHOWROOM株式会社を設立。現在はSHOWROOM株式会社の代表取締役として当該事業を率いる。8歳の時に母親を亡くし、小学生の頃から路上でギターを弾き家計の足しにしていたという逸話は有名。
メモの魔力 3つの効果
- 思考の枠が広がりアイデアが生まれる
- 問題の本質を理解できるようになる
- 不安や怖れが減っていく
メモの魔力は効果は以下の3つで、これはメモの魔力の「事実→抽象化→転用」のプロセスを繰り返すことによって得られます。
それでは、この3つについて具体的に解説していきます。
①思考の枠が広がる
普通のメモなら単なる「記録」として残されるだけ。
でも、メモの魔力に書かれている「抽象化」と「転用」を実際に使っていけば、単なる記録がアイディアへと変わります。
それには物事を多面的にとらえ広げていく思考が必要になり、その訓練としてメモの魔力は打ってつけだからです。
なぜなら、メモの魔力は自分の頭で考えたこと、気づいたことをメモという形でアウトプットし言語化するトレーニング。この自分の考えていること正しく言語化するのは意外なほど難しいです。今まで使っていなかった思考回路の幹を太くしていくので、おのずとアウトプットの質も高くなります。
思考の枠が広がれば、様々アイディア浮かびあがります。
例えば前田氏が手がけている仮想空間ライブのSHOWROOMという事業も、抽象化しさらに転用したことによって生まれています。
②問題の本質がわかるようになる
問題の本質がわかるということは、言い換えれば「時間短縮できる」ということ。
例えば、会社の会議などで、結局何が言いたいのか?何を決めればいいのか?とダラダラと時間だけが過ぎて、非生産的な時間が流れているケースも多いですよね。
ただの報告会では意味がないし、なんのために会議の時間が設けられているのかを考えている人は案外少ないです。
会議や議論の本質がわかると、何に焦点を当てて話がされているのかがわかるようになります。これにはメモの魔力の「抽象化」が非常に役立ちます。
物事を一方からだけで見るのではなく、いろんな方向たから多角的に見ることで、物事の本質を客観的に捉えることができ、軸がぶれづらくなります。
結果、本質の議論に集中でき時間短縮につながります。
③不安や恐れが減る
不安や恐れの原因の多くは「わからないことに対する恐怖」です。
何をどうすればよいかわからない時に人は不安や恐れといったストレスを抱えます。
「事実を認識する→抽象化する→転用する」といったメモの魔力の思考プロセスを踏めばストレスが和らぎます。
なぜなら、事実→抽象化→転用のプロセスは問題の本質を見つけやすくするからです。
つまり「わからないことに対する恐怖」の原因がわかるようになるということ。
問題の原因がわかり納得すれば、不安や恐れといったストレスは和らいでいきます。
単なる記録のメモも、もう少し深掘りし、抽象化と転用を繰り返すことによって、なぜ問題だったのか?どうして問題と感じていたのか?を見つけることができます。
問題の原因がわかり納得すれば、不安や恐れといったストレスは和らぎます。
ちなみに、メモの魔力ではメモを取ることによって得られるスキルは下記の5つ。
メモの魔力で得られる5つのスキル
- アイデアを生み出せるようになる(知的生産性の向上)
- 情報を「素通り」しなくなる(情報獲得の伝導率向上)
- 相手の「より深い話」を聞き出せる(傾聴能力の向上)
- 話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)
- 曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる(言語化能力の向上)
※出典「メモの魔力」
メモの魔力「事実→抽象化→転用」の書き方
それでは次に、メモの魔力のポイントを解説したいと思います。
メモの魔力の一番のポイントは、「事実からの抽象化、そして転用」にあります。
この「事実→抽象化→転用」を繰り返すことによって、ただのメモが知的資産へと化けます。前田氏曰く、「最強のフレームワーク」とのことです。
書き方のポイント
- ノートは見開きで使う
- 事実を認識して書き出す
- 事実を抽象化する
- 抽象化したものを転用する
それでは、具体的な事例を使って解説していきます。
①ノートは見開きで使う
今回は僕が個人的に使っているMDノートA5版で解説。(ひそかにおすすめです・・・)
準備するもの
- お気に入りのノート(A5サイズはちょうど良い)
- 書きやすいペン
- 定規
ノートは見開きで使います。もったいないと思うかもしれませんが、臆することなく行きましょう(‘ω’)ノ
左のページは主に事実(ファクト)を書書き出します。右のページは事実からの抽象化、転用を書き出します。
左ページの端から5分の1程度のところに線を引きます。これは日付と標語(グルーピング)を記載するために必要です。。
右ページの半部くらいのところにも縦線を引きます。慣れるまでは上に項目を書いておくと良いかもです(標語、事実、抽象化、転用)
フォームはこれで完成です。
②事実を書き出す(具体例あり)
それでは、ここからは実際に僕が書いたメモを参考に解説します。
(字が汚くてすみません(*ノωノ)
まずはメモした日付を左端に事実の列に、気になったことをメモします。
今回は「家計簿をみて気になったこと」です。
事実:ナミカワ家の支出で多いのは旅行代だ
③抽象化する(事実→抽象化)
メモの魔力の肝。事実を抽象化していく作業。ポイントは一般的な概念に抽象化することです。具体的には、このような問いをすると書き出しやすいです。
抽象化のコツ
- それを一般的に言うと?
- つまりそれはどういうことなの?
それでは、先ほどの「ナミカワ家の支出で多いのは旅行代だ」という事実をもとに一般化してみると・・・
抽象化:体験や経験にお金を使う傾向がある、体験することに価値がある。
④転用する(抽象化→転用)
メモの魔力のもう一つのポイント。抽象化したものを応用できないか考えみます。
「自分の今の環境や状況」をベースに考えると書き出しやすいと思います。(さらに応用すると自分の理想の未来に繋げるには何か活かせないか?と考えることができます)
具体的には下記ような感じです。
転用のコツ
- 自分の今の環境でその事実を活かすには
- 例えば、それを仕事で活かすには
- 例えば、それを子育てで活かすには
- 例えば、夫婦の関係で活かすには
- 例えば、趣味や好きなことで活かすには
それでは、先ほど抽象化したことをさらに転用してみます。
転用:ブログも単なる情報だけではなく、自分の経験こそが価値になるのではないか。だから、経験から得られたレビューブログをやってみよう
と、家の家計簿から全然関係のないブログまで応用することができました。結果はどうであれ、この発想の訓練が大切になってきます。アイデアはゴロゴロ転がっています。
メモの魔力を書き出しやすくるコツ
とはいえ、どうしても書き方がわからない、具体的になにをメモすればよいかわからない。と思うこともありますよね。
そういう場合は、「感情が動いた出来事をメモする」がおすすめです。
感情が動いたことをメモしてみよう
感情が動いた出来事とは、例えばこのようなこと。
- 映画を観て思わず涙を流した
- 予定していた仕事がキャンセルになりイライラした
- 本当は可愛いと思っている子供に対して感情のまま怒ってしまった
- 臨時ボーナスが入って思わすガッツポーズした
- 満員電車で席を譲らない人を見て不満に思った
こういったことをベースに書いていくと、書き出しやすいと思います。
まずは感情が動いたことを書き出してみる。
それは一般的にどういう事か考えてみる
抽象化したものが今自分が置かれている環境で応用できないか、活用できないか考えてみる。
このプロセスをコツコツと積み上げれば、思考の枠が広がり、一つの物事を色々な角度から見ることができるので、常に自分というものを客観的にみることができます。
感情が動いたことをメモする理由
なぜ、感情が動いた出来事をオススメするのか?それは、自己分析もできるからです。
人は以外にも自分のことを知らないもので、どんなことが好きなのか、どんなことが嫌いなのか、何が得意で何が苦手なのか。「なんとなく・・・」と言えることはあっても、しっかりと明確に言える人は少ないと思います。(自己分析についてはまた別記事でお話ししたいと思います)
まとめ:メモの魔力がおすすめの理由と具体的な方法
それでは最後に「メモの魔力」のポイント
- メモの魔力とは、「事実→抽象化→転用」をノートに書き出す最強の思考整理フレームワーク
- メモのコツはまず「感情が動いたこと」をメモしてみよう
- 抽象化のコツは「一般的に言うと、それはつまり、」と自分に問うこと
- 転用のコツは「それを今の自分の環境で活かすには?」と問うこと
さて、準備は整いました。
ノートとペンを手に取り、今日からメモ魔の道へ。