- ダイキンの空気清浄機MCK55Wのデメリットを知りたい
- 旧モデルと最新モデルどちらを買うべき?
- ダイキンとシャープならどちらがおすすめ?
ダイキンの空気時清浄機MCK 55シリーズには以下の3つのデメリットがあります。必ず確認してから購入するのがおすすめ。
- ストリーマー放電は常時放電しない
- スリム設計のため安定性に配慮しよう
- 加湿タンク容量は少ないので毎日交換が必要
ダイキンの空気清浄機MCK55を購入し、6カ月以上使用してきましたが気になる点が上記3つ。購入しようか悩んでいる人の参考になればと思います。
本記事では、ダイキンの空気清浄機(MCK55シリーズ)の2020年モデルについて解説します。現在は2021年モデルも発売されているので2020年モデルと2021年モデルの違いも併せて解説。
ダイキン空気清浄機MCK55Wのスペック
型番 | MCK55W(2020年モデル) |
価格(Amazon) | 65,000円(2020年12月2日現在) |
適用床面積 | 空気清浄:~25畳 加湿:プレハブ~14畳 木造~8.5畳 |
本体寸法(mm) | 高さ700×幅270×奥行270 |
本体重量 | 9.5㎏(水なし) |
モード | 空気清浄・加湿空気清浄(しずか・弱・標準・ターボ) |
加湿方式 | 500ml/時 気化エレメント回転式 |
タンク容量 | 2.7L |
ダイキンの空気清浄機MCK55シリーズは加湿機能も備わっているため、空気が乾燥しだす11月くらいから価格が高騰します。なので、シーズンオフの5月~9月くらいに購入するのがベスト。
現在は感染症対策で空気清浄機の需要が高まっていることから売れ行きも好調のようです。
ダイキン空気清浄機MCK55 2020年モデルと2021年モデルの違い
現在は最新の2021年モデルが発売されていますが、2020年モデルとの違いは、加湿フィルターと集塵フィルターが変更になった点です。
- 加湿フィルターが抗菌KOBA-GUARD
- 集塵効果が高まったTAFUフィルターの採用
加湿フィルターにKOBA-GURADを採用
加湿ユニットの菌の発生を抑制し、空気清浄機から排出される空気が汚れにくくなりました。
集塵フィルターにTAFUモデルを採用
従来のHEPAフィルターからTAFUフィルターに仕様を変更。TAFUフィルターは上位機種に採用されていたフィルターでHEPAフィルターよりも集塵力が1.4倍になります。※10年経過後
2021年と2020年モデルはどちらがおすすめ
- 3~10月に購入予定→上位グレードのMCK70X(2021)がおすすめ
- スリムな空気清浄機が欲しい→MCK55X(2021)がおすすめ
集塵力や加湿フィルターの清潔さを気にするなら最新モデルの2021年版がおすすめです。しかし空気清浄機の価格が下がり始める3~10月に購入するなら1つ上位グレードのMCK70Xがおすすめ。集塵力や加湿性はMCK55シリーズよりもはるかに上で、しかも価格差もあまりありません。
コンパクトな空気清浄機ならMCK55シリーズ(2021年)がおすすめ。
ちなみに上位グレードのMCK70シリーズは3月以降にかなり価格が下がり始めます。
2020年モデルMCK55W
MCK55X(2021年モデル:2020年12月1日発売)
上位グレードMCK70X(2021年モデル)
ダイキン空気清浄機MCK55Wの特徴
ストリーマとアクティブイオンによる消臭・除菌
ダイキンの空気清浄機と言えば、ダイキン独自の技術「ストリーマ」と「アクティブプラズマイオン」
空気清浄機に取り込んだ空気をストリーマ放電を使って分解してキレイにします。
さらにストリーマは加湿ユニットにも放電され菌の発生を抑制し、ヌメリなどを抑えてくれます。
ストリーマ
- 空気を分解しハウスダストやウイルスを抑制
- 加湿フィルターを清潔に保ち、カビやヌメリで汚れた空気を抑制
また、本体上部に取り付けられているアクティブプラズマイオンで部屋中に染み付いた付着臭・付着菌を脱臭・除菌。
アクティブプラズマイオン
- 部屋のニオイを抑制するイオンを放出
- 部屋に付いた菌を除菌するイオンを放出
吸い込んだ空気はストリーマで分解、吹き出される空気にはアクティブプラズマインを発生させ除菌・消臭を行います。
MCK55Wは部屋の邪魔にならないコンパクト設計
ダイキンの空気清浄機MCK55Wは縦横27cm、高さ70cmの立方体です。この大きさが絶妙で、寝室や子供部屋といったリビングより狭い部屋においても場所を取らずに使えます。
また、腰の高さくらいに給水タンクが設けられているので、かがんで給水タンクを交換するといったことが無く腰を痛めることもないのが特徴。
- コンパクトなスリムタワー設計
- 部屋のインテリアを邪魔しない
- 給水タンクの上げ下げがラク
ダイキン空気清浄機MCK55Wのレビュー
ここからは実際に購入したダイキンの空気清浄機MCK55W(2020年モデル)をレビューしていきます。2021年モデルとの違いはフィルター類のみ。外観や機能の変更なさし。
【同梱物】台座とキャスターは別売り
MCK55Wの同梱物
- 本体
- 消臭フィルター
- 集塵フィルター※本体に設置済み
- 取扱い説明書
- リモコン
- 保証書※画像に写っていませんがあります。
同梱物は以上です。本体底面に取り付けることができるキャスターや台座は別売りです。
別売り:可動式キャスター
別売り:台座
小さい子供やペットがいて本体の転倒が心配な場合は台座がおすすめ。転倒を軽減することが出来ます。
また、空気清浄機を部屋から部屋へと頻繁に動かす場合はキャスターが便利です。とはいえ、加湿タンクに水が入っていなければ9.5㎏と2歳児並みの重さで軽いです(笑)
【外観】シンプルなデザインで目立たない
外観はまさに立方体。潔すぎるシンプルさ。だからこそ、部屋の中でも目立たなくどんな部屋にも合わせられます。
カラーはホワイト・ブラウン・ダークグレー(限定色)の3色展開。
個人的には、部屋の家具に合わせやすいホワイトがおすすめ。
【吸い込み口】購入の決め手は吸い込み口が前と横にあること
ダイキンは全面と両側面から空気を取り込むので背面を壁にぴったりつけて設置することができ、部屋の邪魔になりません。一方シャープ製の空気清浄機は背面に吸い込み口があるため壁から離して設置する必要があります。
【空気清浄ユニット】集塵フィルターは10年間メンテナンスフリー
本体内部に設置されている集塵フィルターは10年間のメンテナンスフリー。ランニングコスト0円しかも掃除する必要なし。※使用環境によって変わります。
【加湿ユニット】取り出しやすく、掃除もしやすい
加湿ユニットはコンパクト。簡単に取り外せて掃除もしやすい。構造がシンプルなので、上の吹き出し口から誤って何か落としても加湿ユニットを取り出せば簡単に取り出せます。(小さいお子さんがいても安心)
加湿ユニット、給水タンクが本体から取り外しやすく掃除がしやすい。また、給水時にシンクに置いたまま給水ができるようにタンクが自立する仕様になっています。
ダイキンの空気清浄機MCK55Wのデメリット
それでは次に、ダイキンの茎清浄機MCK55Wを実際に使ってみて感じたデメリットを3つ解説します。
個人的に感じたデメリットは次の3つ、
- ストリーマ放電は自動放電※重要
- スリム設計がゆえの安定性
- 加湿タンクの容量
以下、詳しく解説していきます。
①ストリーマ放電は自動放電
ダイキンの空気清浄機の売りであるストリーマー放電ですが、実は常時放電されているわけではありません。自動放電なのです。
直接ダイキンさんに確認したところ、回答をいただき、要点をまとめると、下記の場合はストリーマ放電を停止するようです。
ストリーマ放電が停止されるケース
- 節電モードを選択し空気がキレイな状態や湿度が適正な状態をみたすと「みはりモード」に移行し、ストリーマ放電が停止
- ストリーマ放電の出力を「低め」に設定変更し、風量をしずか・弱・節電モードのいずれかにしたときストリーマ放電が停止
- ストリーマランプが点滅している時(ストリーマユニット交換お知らせサイン)
ただし、加湿運転中はヌメリや菌の抑制のために1時間ごとに3分間ストリーマ放電をします。
まとめ
②スリム設計がゆえ転倒の心配も【解決策あり】
ダイキンのMCK50Wはスリムタワー設計。
価格が5万円以上する上位機種のMCK70W(下記)とサイズや重さを比較してみると、
MCK50W | MCK70W | |
本体サイズ(cm) | 高さ70×幅27×奥行27 | 高さ60×幅39.5×奥行28.7 |
本体重量(水なし) | 9.5kg | 12.5kg |
MCK70Wの横幅は約40㎝でMCK55Wは27㎝と10㎝以上横幅が狭いです。
また高さもMCK50WはMCK70Wよりも10㎝高い設計となり、コンパクトですが安定性(転倒)に劣ります。
とはいえ、普通に使用している分にはまったくもって問題ありません。
小さいお子さんや、走り回るペットを飼っている場合はオプションの台座を購入することで転倒を防止することができます。
③加湿タンクの容量が少ない【毎日交換しよう】
湿度が50%以下になる乾燥した冬場では、一日加湿機能をONにしておくと加湿タンクの水が8時間程度でなくなってしまいます。
なので、一日一回はタンクへ水を補給する必要があります。
持ち運びは軽いですが、日中深夜と一日中付けっぱなしの場合は最低2回以上は給水が必須。
まぁこまめに交換したほうが衛生的には良いんですけどね・・・
デメリットのまとめ
- 常時放電されないストリーマ → 自動運転なので心配なし
- スリムタワー設計の安定性 → 台座をつければOK
- 加湿タンクの容量 → 最低1日1回給水が必要
加湿モードを使っている時の給水回数については、使う状況によって異なります。
僕の場合は、ほぼ一日つけっぱなし。就寝中などであれば無くなることありません。
加湿器のタンクを菌やヌメリから守る方法
加湿空気清浄機で気になるのが加湿タンクのヌメリやピンクカビ。
加湿器を使ったことがある方なら一度は悩んだかと思いますが、加湿器の中は湿度が高いのでカビや雑菌が繁殖しやすくなります。
そこでおススメなのが加湿器専用の除菌剤「除菌タイム」です。
子供が生まれてから5年ほど使っていますが体への影響もなし。(たぶん・・・)
給水するときに適量を給水タンクに入れれば、加湿タンクのヌメリやアカカビを防げます。
最近は需要が増えたこともあり、価格が少しずつ上がってきているのでAmazonでチェックしてみましょう。単品を購入するより、パックでまとめて購入したほうがお得です。
加湿器から出る嫌なニオイも防いでくれるのでおすすめ。
ダイキンとシャープはどちらがおすすめ?
購入ギリギリまで悩んでいたのがシャープの空気清浄機KJ-JS50。
シャープの方が価格が1万円ほど安く大きさもほとんど変わらなかったため最終候補まで残っていました。
しかし、シャープ製だと吸い込み口が背面で設置するときに壁から30㎝ほど離さなくてはならないため、置く場所が限られます。
ということで、最終的にダイキンのMCK55に決定。
ダイキンMCK55WとシャープKI-JS50を比較
メーカー | ダイキン | シャープ |
型番 | MCK55W | KI-JS50 |
実勢価格 | ||
適用床面積 (空気清浄) | 25畳 | 23畳 |
適用床面積 (加湿) | 14畳(木造8.5畳) | 15畳(木造9畳) |
サイズ (高さ×幅×奥行) | 700×270×270 | 631×345×262 |
重量(水なし) | 9.5kg | 8.9kg |
特徴 | ストリーマ&アクティブイオン | プラズマクラスター |
ダイキン製の特徴
- 取り込んだ浮遊ウイルスや臭いをストリーマ放電で分解
- 加湿タンクをストリーマと銀イオンでダブル除菌
- ストリーマユニットは10年間交換不要
- 空気の吸い込み口が正面と両側面の3カ所
- 空調機器メーカーによる安心サポート
シャープ製の特徴
- プラズマクラスターで花粉や浮遊ウイルスの作用を抑える
- スマホ連携できるCOCORO AIR搭載
- シャープ独自の気流システム
- 信頼の販売実績(赤ちゃんグッズ大賞2020第1位)
- 一目でわかるシャープ製のデザイン
【結論】どちらでもOK(僕はダイキン派)
結論、ダイキン、シャープともに大きく性能の差はないので、こだわりが無ければどちらを購入しても損はしません。しかし、下記の3つが気になる僕みたいな方はダイキンがおすすめです(笑)
- 吸気口が背面→壁に付けておけない
- 加湿タンクの除菌がイオンカートリッジのみ→ダイキンはストリーマ+銀イオン
- プラズマクラスターユニットを2年おきに交換→ランニングコストがかかる
まとめ:ダイキン空気清浄機のMCK55Wのデメリット
それでは最後にこの記事のまとめです。
ダイキンの空気清浄機MCK55Wの購入を検討されている方は下記の点に注意です。
実際に使って感じたダイキン空気清浄機MCK55Wのデメリット
- ダイキンのストリーマは常時放電ではない(必要な時に自動運転)
- 他の製品より倒れやすいかも(オプションで台座の購入が可能)
- 加湿タンクの容量が少ない(一日一回給水する必要あり)
とはいえ、ダイキンはシャープにはない3面吸い込み口で効率よく空気の流れを作ったり、アクティブイオン+ストリーマ放電といったダイキン独自の技術が他の空気清浄機にはない強みです。
掃除のしやすさやランニングコストが少ないのも助かります。